先日、栄養士科2年生を対象に嚥下についての特別講義を行いました。

講義をしていただいたのは、

嚥下サポート食や栄養素補給食品などを製造している食品メーカーである

ニュートリー株式会社様です。

今年は感染症対策のため、オンラインでの開催となりました。

 

テーマは嚥下障害嚥下調整食(とろみ)ということで、

・嚥下の仕組み

・誤嚥とは?

・嚥下調整食分類2021(とろみ)について

・とろみ剤の種類

・とろみのつけ方

など、詳しく説明していただきました。

 

〈 嚥下障害・とろみ 〉

嚥下障害があり、飲み込みがうまくいかなくなると、食べる楽しみが損なわれる可能性があるだけでなく、誤嚥性肺炎(食物などが気管に入ってしまい肺炎を起こすこと)のリスクが高くなってしまいます。

そこで、飲み物や汁物などにとろみをつけることで、まとまりやすくなり、ゆっくりと喉を通過するため、飲み込みやすく、食べ物や飲み物が気管に入ってしまうのを防ぐことができます。

(最近では、「とろみボタン」つきの飲料のカップ式自動販売機を設置する高齢者施設や病院も増えてきているそうです。)

 

〈 とろみ実習 〉

今回はそのとろみの適切な濃度を知るためのとろみ実習も行いました。

薄いとろみ ②中間のとろみ ③濃いとろみ ④濃すぎるとろみ をつけた4種類のお茶を準備しました。

 

 

①~③嚥下障害のある方に適応されるとろみですが、口に入れたあとの流れるスピードには、①~③でもかなり違いがあったようです。

④の濃すぎるとろみは、コップを下に向けても落ちてこないくらい、とろみがつきすぎているものでした。このようにとろみのつけすぎは、お餅を飲み込むのと同じくとても危険だということでした。

現場に出ると忙しくなかなか時間がとれなくなるかもしれませんが、

実際に自分の口を使って試す・食べてみるというのが一番大事なことだというお話もしていだきました。

 

最後にサイダーにもとろみをつけてみました!!

炭酸飲料ペットボトルの蓋を開けて、とろみ剤を入れたら、もう一度蓋をしてシェイク♪

↑シェイク中のため写真がぶれています…

そして、しばらく静置した後に試飲しました(^^)

 

とろみ付きサイダー、最初は想像できませんでしたが、飲んでみるとサイダーの爽快感もほぼそのままでとてもおいしかったです。ビールやお酒にとろみをつけることもできるそう♪

 

嚥下障害があっても、とろみをつけることで食事の選択肢が増えるというのは素晴らしいことだと改めて感じました。

 

来月は嚥下食について特別講義をしていただく予定です。楽しみですね(^^)★