またまた日にちが空いてしまいすみません!

チェックされている方からしたら

『まだ終わってなかったんかい!!』と

言いたくなりますよね、はい(笑)

見てやるかって方がおられましたら

どうかお付き合いください!笑

 

 

では 今回のメインイベント!!

京料理 木乃婦 さんでの食事会

 

前のブログでも書いたように(随分前ですが、)

近藤先生のご紹介で、

京料理 木乃婦さんにて秋の会席を

いただいてきました。

 

出発前から去年行かれた先生方や

去年行った学生に木乃婦さんの料理が

すごく美味しかったという話を聞いていて

楽しみで仕方ありませんでした!

 

もう門構え?から雰囲気がちがって

入る前に緊張してたのを覚えています。

 

席に着いて少ししたらいよいよ食事がスタート!

ではさっそく、料理内容を☆

 

 

【八寸】

かます寿司 季節のもの

秋の八寸というくらい

季節のもの満載でした!

 

開けた瞬間から、テンションが上がってしまいますよね。

 

かます寿司は何にも付けずそのままで

かますの甘みだったり、酢のちょうどよさから

本当に美味しかったです。

いくらの上には栗の千切りがのっています。

そのゆずの器ですが、これは手に持っていいそうです。

外の黒い器は持ってはだめですが、中の器は持って

食べてもよいという作法がありました。

 

【造り】

*関西では造り、関東では刺身というそうです。

鯛 いか 鮪 あしらい一式

右側がお醤油、左がゆずをすったものを入れたおろしポン酢。

お醤油だけだと、すべての造りがお醤油の味になって

しまうため、おろしポン酢も出されるそうです。

そして、造りの中でどれにどちらをつけたほうがいい、

というのもあって、鯛のような淡白なものには

おろしポン酢をつけていただきました。

こんなにおいしいお造り初めて食べました…

お魚のおいしく食べる切り方もあり、

烏賊:お醤油が絡むように切込みを入れている

鮪:薄く切るとおいしくないので厚く切る

鯛:削ぎ切り

説明どおり鮪がすごく厚く切ってあるんですが

それでも口の中で溶けました!!!!

その他の作法でもわさびを付ける場合は、お醤油に溶かすのでは

なく、魚の上に少し付けて食べることであったり、

食べ終わった後の薬味の残りは紫蘇で隠すなどの

作法がありました。

 

 

近藤先生が料理のひとつひとつの

説明とその料理を食べる際の作法であったり

たくさん教えていただきました!

 

【御椀】

鱧 松茸 水菜 柚子

続いてお椀です。

松茸と鱧は頻繁に食べられるものではないので

すごくうれしかったです!

食事後の学生の質問でも出ましたが、鱧は小骨が

すごくあるんですが、その骨を切る技術がとても

重要になってきます。

その技術を習得するのに何年もかかるそうです。

皮は1残しながら骨を細かく切るのは

話だけでも難しいのが伝わってきました。

Yくん、Dくんいい笑顔!!!!!!!

カメラを向けたときに笑ってくれるとすごいうれしいです(笑)

 

 

【焼き物】

子持ち鮎 酢蓮根 酢味噌

この鮎ですが、写真で見るようにお腹の方を下にして

立ててあります。

川魚は100%焼くそうで、その焼くときに

魚の頭を下に傾けて焼くと魚の油分が頭のほうに

落ちていくため頭がカリッと焼けて頭も体も全部

食べられるそうで、骨一つ残さず食べられて

おいしかったです!

右下にある酢味噌につけるともっとおいしい!!!

鮎を焼くときに1本の串をさして焼くそうですが、

これもとても難しい技術らしく、写真のように

立たせるのも経験が必要だそうです。

※尾びれの方に塩を付けることによって

焦げないように、というやり方もあるそうです。

 

 

【酢物】

バイ貝 若布 生姜 八方酢ジュレ

写真でも分かるように、ジュレの上に乗っている紫色のものは

菊の花びらです。酢で1分煮てあるそうで、1品目で

柚子の黄色があるので、菊の黄色は使わず、紫色に

しているそうです。

酢の物ですが、きつくなくてすごく食べやすく

バイ貝もおいしかったです!!!

 

【炊合】

穴子飛龍頭 占地 菊菜 菊花あん

飛龍頭の龍ですが、実際には存在はしませんが

上にあがっていくという想いがあるそうです。

寒くなるほどあんが濃くなるそう!!

しめじも大黒しめじで太く、食べ応えがありました!

 

【御飯】

松茸御飯

止椀  赤出し

香の物 西瓜奈良漬 昆布

赤だしは普段家では出なかったり、山陰のほうの

お店では赤だしがあまり出ないのもあって少し

しょっぱかったです(笑)

松茸御飯とすごく良く合いました。

香の物の昆布も、出しを取った昆布を

もう一度煮て、まっすぐ伸ばしたものを

重ねてあるそうで、たくさんの手間が

加わっていること分かりました。

 

【水物】

果物ゼリー寄せ バニラアイス

水物とは果物のことで、ぶどうや梨、上にはざくろが

のっていてくだものたくさんでした!

アングレーズソースにバニラアイスもあって、

製菓の子は特においしく勉強できたかなと

思います!

最後まで全部がおいしくて…!!!

途中でお腹いっぱいになった子は

少し大変そうでしたが…(笑)

 

 

その他に、料理の内容だけではなくて、

料理を運んでこられる仲居さんたちも

食べ終わった食器を下げられるときも

絶対にお皿を重ねていなかったり、

食事の間に3回もおしぼりを交換して

いただきました。

そういったところもおもてなしとして

やっておられて驚きましたし、

勉強にもなりました。

 

写真左が木乃婦のご主人 高橋先生

一番右の方が当校の調理師科卒業の

長谷川くんです!

高橋先生には学生の質問にもお答えいただいたり、

木乃婦に入社した方がどのように育っていってほしいかなど

いろいろ話されて、勉強になりましたし、考え方もそうですが

高橋先生、すごくかっこよかったです…!!!

長谷川君にも質問に答えて頂いて、長谷川くんが木乃婦で

どんな仕事をしていて、どんな技術が必要かなど話してもらいましたが

卒業生というのもあってみんな聞き入ってました!

 

今回、木乃婦さんでお食事をさせて頂いて、

たくさんのことを目で耳で鼻で、そして口で

吸収することができました。

私自身もそうですが、学生もこういった

老舗の京料理の料亭に行くことは

これから先、多くはないと思います。

(私なら無い可能性が高い、、、!)

物凄く貴重な体験にもなりましたし、

京料理とはどんなものなのか

どういった味付けでどんな技術が

使われているのか、など様々なことを

考え、感じながら、そしてそれを

勉強しながら食事をすることが出来たんじゃ

ないかな、と思います!

最後は写真撮影!!

(私も高橋先生と撮りたかった…!!!)

 

 

 

長くなりすぎてしまいすみません。笑

次のブログ、その④では、神戸です!

次が最後になると思いますので、

よかったらお付き合いください!笑